【脳科学の例外】誰で持っているアレで『強烈』に記憶力が高まる!?

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この記事はこんな方におすすめ
  • いまより記憶力を高めたい人
  • 効率よく学習したい人
  • 脳内物質の効果を知りたい人

 

テレビのクイズ番組を見ていると、大人顔負けの小学生や、どんな問題でも答えてしまう人を見て驚くことがありますよね。

 

人によっては「書いて覚える」「口に出して覚える」など、自分に合った記憶術をもっていたりしますが、人間の脳については解明されていないことが多いのが現状です。

 

ただし、ある条件が重なると例外的に記憶力を高まることがわかっています。ある条件とは、けっして特別なものではなく、誰もがもっているものです。

 

この記事では、記憶のしくみと、ある条件との関係を解説していきます。

 

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記憶に焼きつけるのは『喜怒哀楽』だった

 

突然ですが、次の質問にお答えください。

 

  • 1ヶ月前の今日、だれと、どこで、なにを食べましたか?
  • 去年の大晦日、だれと、どこで、なにを食べましたか?
  • 前回の旅行は、だれと、どこで、なにを食べましたか?

 

おそらく1ヶ月前の今日の食事のことよりも、それより昔の大晦日や、前回の旅行先の食事のほうが詳しく覚えていたのではないでしょうか?

 

脳科学では、「インプットした情報は、2週間以内に3回アウトプットすると記憶に定着する」という定説がありますが、『喜怒哀楽』がともなう記憶は、完全に例外となります。

 

つまり、「楽しい」「うれしい」といった感情によって、 一ヶ月前より昔の記憶が鮮明に残っているわけです。

 

じつは、喜怒哀楽といった感情は、脳内物質の分泌に変化をもたすため、記憶にも大きく影響するといわれています。

 

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『脳内物質』が記憶力を増強する

 

学校の教科書を1回読んでもほとんど覚えてないのに、大好きなマンガは1回読んだだけで覚えてしまう。しかも、何年たっても詳しくストーリーを覚えている、なんてことありますよね。

 

僕は、小学生のころの友達の名前を全員思い出せませんが、当時大好きだった『スラムダンク』の登場人物はいまだにハッキリと覚えています(苦笑)

 

それは間違いなく、楽しく、ワクワクし、興奮したことで「ドーパミン」や「アドレナリン」といった脳内物質が出ていたからです。

 

感情によって分泌される脳内物質は、おもに5つあるといわれています。

 

『脳内物質』と『喜怒哀楽』の関係

 

それぞれの感情によって分泌される『脳内物質』を理解しておくと、記憶力をある程度コントロールすることができます。


自分の経験に当てはめてみると、より具体的にイメージできるのではないでしょうか。

 

脳内物質 感情
アドレナリン 怒り、恐怖、興奮

映画「ワイルド・スピード」を見た興奮が忘れられない。

ノルアドレナリン 不安、緊張、悲しみ

愛猫の死の悲しみ。1年たっても忘れられない。

ドーパミン 楽しい、うれしい

10年前の結婚式。細かいところまで覚えている。

オキシトシン 愛、親切

昔の恋人が何年たっても忘れられない。

エンドルフィン 感謝、楽しい

部活で全国大会に出場!よく覚えている。

アドレナリンとは?

興奮すると分泌される脳内物質。格闘選手が、試合中に血まみれや骨折の状態になっても全く痛みを感じないというケースは有名ですね。

ノルアドレナリンとは?

通常、バランスを保ちながら働いている脳内物質ですが、その働きが不安定になると神経症やパニック障害・うつ病などを引き起こすともいわれています。

ドーパミンとは?

快感を得ているときや、集中しているときに分泌される脳内物質です。食欲が抑制されることから、ダイエットにも非常に有効ともいわれいます。

オキシトシンとは?

「お母さんホルモン」や「愛のホルモン」ともいわれる脳内物質で、古くから女性の出産や子育てに関連するホルモンとして広く知られています。

エンドルフィンとは?

痛み・ストレスがかかったときや、精神的・肉体的に満たされたときにでる脳内物質で、「しあわせホルモン」とも呼ばれています。

 

『喜怒哀楽』が記憶にもたらす影響

 

アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィンといった、『喜怒哀楽』によって分泌される『脳内物質』によって、記憶力が増強することはわかりました。

 

興奮しながら見た映画を忘れられないのは「アドレナリン」が出ていたからですし、愛猫の死の悲しみが忘れられないのは「ノルアドレナリン」が出ていたからです。

 

このように、感情が刺激された出来事は強烈に記憶に残ります。そうした脳のはたらきを活用し、さらにアウトプットすることで記憶力を高めることができます。

 

「記憶の増強」をさらに高めるアウトプット術

 

記憶力を高めるのに1番大切なことは、「好奇心」を優先することです。

 

それは、好奇心からはじまり、書籍を手にしたり、映画を見にいったり、誰かに話そうとしたりと行動につながるからです。

 

そして、行動することにより感情が ”刺激” されて記憶力が増強されます。好きなことだけやる、心の赴くままに行動して成果が出ることは、脳科学でも理にかなってるんですね。

 

脳のはたらきを活用したアウトプット術
  1. 好奇心を最優先する・・・本を買ったらすぐ読む。「何これ?」と思った瞬間にググる。
  2. ストーリーを活用する・・・マンガ化、小説化されたビジネス書を読む。
  3. 大人数の前で講演する・・・「教える」「興奮」「緊張」で記憶増強する
  4. 映画、美術鑑賞から学ぶ・・・「感動」と「学び」を連動する
  5. 旅行から学ぶ・・・「感動」「興奮」「緊張」で記憶増強する

まとめ

 

さて、『脳内物質』と『喜怒哀楽』の関係に、あなたも思い当たることがいくつかあったのではないでしょうか。

 

この記事で紹介した、「脳のはたらきを活用したアウトプット術」は、効果が出やすいのでぜひ実践してみてください。

 

1つずつ行動することで、きっと大きな変化を感じられるでしょう。

 

ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。

 

参考書籍

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