- 話すのが苦手な人
- コミュ力に自信がない人
- ビシネスで成功したい人
ビジネスで成功させるための大切な要素の1つとして、“良好な人間関係” を築くことがあげられます。
相手に親近感をもたせるには、趣味やプライベートな会話が有効です。しかし、話が苦手な人にとって、話のネタが思いつかなっかたり、相手を困らせないかと心配になりますよね。
話し上手の人が相手だと、自分でもびっくりするほど会話が続いた経験ありませんか? じつは彼ら、会話の中にちょっとしたテクニックを入れていたりします。
そこで、今回は ビジネスで使える気の利いた「あいさつ」を紹介します。たったひと言で、相手が “自分から話をしてくれる” としたらどうでしょう?
ちょっとした工夫で、話しが苦手な人でも無理なくコミュニケーションがとれ、親交を深めることができますよ。
それでは、解説していきます。
人と出会ったときの『正しい』声のかけかたとは?
あいさつは礼儀としてだけでなく、話のキッカケにもなるので会話テクニックの1つです。
毎日顔を合わせる人とは、コミュニケーションや情報交換がしやすいので、「おはようございます」「こんにちは」などと、当たりさわりのないあいさつでよいでしょう。
しかし、たまにしか見かけない人には、ちょっとした気の利いたあいさつがあると、思いもよらない話が聞けたり、新たな発見や情報に触れることができます。
では、具体的な例を紹介していきます。
【その1】お早いですね
おはようございます、お早いですね
お早いですね、何かありましたか?
早朝に用いる定番のあいさつで、朝早くから “活動する” 相手に敬意が含まれたニュアンスになります。
また、「お早いですね」と声をかけることで、相手は「ええ、じつは〇〇がありまして」と理由を話してくれるので自然と会話につなげることができます。
出勤時、会議、待ち合わせなど、 “予定時間より前” に相手がいるときに使えますが、そのほかの場面では嫌味になることがあるので注意してください。
【その2】今日はよく会いますね
今日はよく会いますね、何されてたのですか?
また会いましたね、〇〇はどうでしたか?
ふだんはよく会わないのに、その日に限って “2回以上” 顔を合わせた人に対して用いるあいさつです。
何度も会っているのに、毎回「こんにちは」では工夫がありませんし、相手に冷たい印象を与えてしまいます。
相手が何をしていたのか知っている場合は、「どうでしたか?」と感想を聞いてみると会話につながります。急いでいる様子なら、「それではまた」とそれ以上詮索しないようにしましょう。
【その3】道が混んでたでしょう
大変でしたね、道が混んでたでしょう?
道路が混んでましたよね、さあ中で休みましょう
待ち合わせで遅れてきた相手を “気遣う” ときに使えるあいさつです。ビジネスでは、その場の雰囲気づくりも大切な1つのスキルです。
「遅かったですね」などと、言ってしまっては、相手も本音を言いづらくなりチャンスを逃してしまうかもしれません。
一方で、「あなたを責めるつもりはありませんよ」という気遣いを示したほうが、相手も素直に反省するので物事がうまくいくことも多いです。
【その4】ご無沙汰しております
ご無沙汰しております、お元気でしたか?
しばらくぶりでございます、お変わりございませんか?
久しぶりに会った相手に、”やや改まったあいさつ”をするときに使えるフレーズです。
続けて「お変わりありませんか?」と相手の様子を伺えば、「じつは先週まで・・・」と相手から近況を話してくれます。
年配の方なら、「お久しゅうございます」と風情のある声がけが好まれるので、相手によって使いわけるといいでしょう。
【その5】お元気そうですね
お久しぶりです、お元気そうですね
お元気そうで、ご活躍の様子を伺っております
久々に会う人に「お久しぶりです」とだけ言って、すぐ要件を切り出すと “素っ気ない”印象 を与えてしまいます。
ひと言、「お元気そうですね」「ご活躍の話は伺っております」つけ加えるだけで、合ってない間も気にかけていたことが伝わり好感度がアップします。
要件やお願いなどのビジネスの話は、お互いの近況を話してリラックスしてからはじめたほうがよい結果になるでしょう。
【その6】これは珍しいところで
驚きました、これは珍しいところで会いましたね
これは奇遇ですね、最近いかがですか
ふだんは会わないところで、”ばったりと出会ったとき”に使えるあいさつです。
親交の深い人となら話に花が咲くかもしませんが、たいていの場合は「どんなご用事ですか?」などと詮索するのはヤボなものです。
プライベートに仕事の話は持ちこまず、「最近いかがですか?」ぐらいの無難な会話にとどめましょう。
【その7】いまお帰りですか
お疲れさまです、いまお帰りですか
こんな遅くまで大変でしたね、お帰りなさいませ
帰りがけのあいさつや、相手が ”遅くに戻って”きたとき使える定番フレーズです。
さほど親しくはないが面識ある相手にも、自然に声をかけられるあいさつなのでコミュニケーションが苦手な人は積極的に試してみましょう。
食事や飲みに誘われて困る場合もありますよね? そんなときの対処はこのあと紹介します。
【その8】お気をつけて
それでは、お気をつけて
お気をつけていってらっしゃいませ
スーツケースや大きなカバンを持った、”遠方に出かける人”に向けたあいさつです。
たとえば、「出張ですか?」「旅行ですか?」などと尋ねたあとに使えば、自然と相手に好感度を与えることができます。
帰ってきときは、「お帰りなさい、いかがでしたか?」などと軽く様子を聞いてみると、親しみを感じてもらえるでしょう。
【その9】ご自愛ください
暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください
寒い日が続きますので、お風邪など召しませんように
手紙やメールなどでも、”結びのあいさつ”として使える定番フレーズです。
とくにメールでは、「何とぞよろしくお願い申し上げます」といったシンプルな締めくくりが多いですので、目立たせることもできます。
季節を感じさせる言葉が入ると、タイムリーに相手の健康を気遣う伝えかたになります。
【その10】よい週末を
それでは、よい週末をお過ごしください
来年もよろしくお願いします、よいお年を
ふだんなら、「お疲れさまです」「さようなら」などとすませる別れのあいさつを、”世間慣れ”した印象を与えられるフレーズです。
週末、連休前、年末などいつもと違う日は、意識的に使ってみるとよいでしょう。こうした何気ないひと言の積み重ねが、印象のよい記憶となって相手の潜在意識に残ります。
【その11】いずれ、あらためまして
お忙しそうですので、いずれあらためまして
このあと予定がありますので、またあらためまして
その日はあいさつ程度で、ゆっくり”話す時間がとれなかった”ときに使うフレーズです。
また、次回接待することを匂わせる場面でも使えます。タイムイズマネーという言葉があるように、ビジネスは時間との勝負です。
【その12】では、また連絡させていただきます
では、また後日連絡させていただきます
またお話を聞かせていただければと思います
ビジネスシーンでは、 よく交わされる”別れ”のあいさつ です。
定番中の定番ですのでサラッと言えるようにしましょう。実際に連絡する用事がなくても使えますし、打ち合わせを終える締めのあいさつとしても使われます。
ただし、本当に連絡する必要があるときは「◯月〇日にはメールで連絡します」などと、時間や連絡手段を伝えておきましょう。
【その13】皆さんにもよろしくおっしゃってください
ご家族の皆様にもよろしくおっしゃってください
〇〇課長にも、よろしくお伝え下さい
こちらも、”別れのあいさつ”の定番フレーズです。
相手が実際に伝えてくれるかは図れませが、「皆様にも」「〇〇さんにも」と言われた潜在意識によって、「そういえば〇〇さんと会って・・・」とあなたの印象が広まることもあります。
訪問してくれた相手に対しては、「今度は皆さんご一緒に、ぜひいらしてください」という言い方もあるので使い分けましょう。
【その14】そのうち落ちついたら会いましょう
そのうち落ち着いたら会いましょう
そのうち落ち着いたらお食事にでもいきましょう
あまり親しくない人と、別れるときの”社交辞令”のフレーズ 。「そのうち」「落ち着いたら」と次期を曖昧にすることで、間接的に誘いを断る言い方です。
会いたくない相手に誘われたとき、「いや、会えません」と断るのは大人げないばかりか、あなたの部署や会社の印象までも悪くすることもありますからね。
【その15】また、お目にかかれますのを楽しみにしております
ぜひまた、お目にかかれますのを楽しみにしております
また近いうちに、お目にかかれることを楽しみにしております
別れぎわ、”また会いたい”という気持ちを伝えるあいさつです。
単に「今日は楽しかったです」「今日はありがとうございました」などと、お礼を言うだけではやや素っ気ない印象になります。
ひと言、「またお目にかかれますのを」とつけ加えることで、その日が有意義だったことをだけでなく、相手を大切に思う気持ちを伝えることができます。
まとめ
お気づきかもしれませんが、「あいさつ」+「ひと言」にすることがポイント。この「ひと言」が相手の感情や意識を動かし、話につながっていきます。
どれも聞いたことのあるフレーズだと思いますが、とっさの場面で言える人はそれほど多くなかったりします。日頃から意識して使わないと、なかなか体は覚えてくれませんからね。
ビジネスの経験や実績が豊富な人ほど「相手への気遣い」が上手く、あいさつにも不自然のないテクニックが見らるので、近くに参考となる上司や先輩がいたら観察してみましょう。
今回はここまで!
ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。
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