- 人と話すのが下手・苦手な方
- コミュ力に自身のない方
- 社会人になって間もない方
相手が自慢げだったり、何度も聞いた話を長いことされるのはウンザリ! たまには皮肉の1つや2つでも言いたくなりますよね(苦笑)
しかし、喜ぶ姿勢をみせるのが ”大人の振る舞い” というのもの。経営者ならともかく、サラリーマンなら社交辞令として「あいづち」の1つや2つ出来ないと・・・
というのは一般論で、ビジネスに役立たせるなら ”相手をコントロール” するための「あいづち」として理解しておいたほうがいいでしょう。
「そうなんですね」「よかったですね」だけでは芸がありませんので、ビジネスシーンで使えるあいづちを紹介していきます。
【その1】それは何よりですね
それは何よりですね~!
それは良かったですね~!
自慢話に対する定番のあいづち。
自慢話といっても、仕事の話しだけでなく、「子どもが有名大学に受かった」「良縁に恵まれた」などと、身内の話をされることもあります。
聞くほうはどうでもよい話でも、話し手にとっては何よりもうれしい話。その気持ちを察して応えてあげるは、コミュニケーションとしても基本です。
【その2】うらやましいですね
うらやましいですね~!
それは、憧れますね~!
人は自慢話をするとき、「うらやましがってほしい」という願望があります。そんな相手に効果的なのが、このあいづちです。
ただし、多用しすぎると ”妬み・やっかみ” の印象を与えて、自分が損することもありますので注意しましょう。
【その3】それは、それは〇〇
それは、それは大変だったでしょう?
なんと、なんと興味深い話ですね~
自慢話に対して、驚いてみせたいときのあいづちです。
ビジネスシーンで、お笑い芸人のように「えー!ホンマですか?」などと、大げさなリアクションは場所やタイミングを選びますよね。
相手が誇張して話しているときは、「それは、それは」「なんと、なんと」と繰り返すことで驚きを表現することができます。
【その4】すばらしいですね
すばらしいですね!
さすがですね!
相手の自慢話を聞いているとき、「ここぞ!」というときのあいづちです。
「へぇ」「なるほど」などと、同じようなあいづちをしていると、相手は真剣に話を聞いている印象を与えられません。
相手の話がクライマックスを迎えたタイミングで、「素晴らしい」と称賛することで、しっかり聞いているを伝えると同時に、満足感を与えることができます。
【その5】と、おっしゃいますと
と、おっしゃいますと?
つまり、〇〇ということでしょうか?
相手が ”言葉を濁したとき” に続けるあいづちです。
たとえば、「アレでね」「いろいろあって」といった抽象的な言いかたをされたときに、「と、おっしゃいますと」と応えれば、相手はより具体的に話しやすくなります。
【その6】なるほど
なるほど~
そういうことですか~
人の話に対する、あいづちの定番です。
たとえ納得できない話でも、 ”わざわざ否定する必要がない” のであれば、「なるほど」と応えておけば間違いありません。
相手も、積極的に肯定されたわけではないにしろ、なんとなく同意されたように感じるので、少なくとも不快には思いません。
【その7】そういうものですか
ほう、そういうものですか~
なるほど、そうなんですね~
目上の人から、”ウンチク話” を聞かされたときに便利なあいづちです。
「知りませんでした」というより、話題に興味・関心を抱いている印象を与えるので、相手はより気持ちよく続きを話すことができます。
【その8】それはおもしろいですね
いやー、それはおもしろいですね!
なんとも興味深い話ですね~
いまの話題で、相手にもっと ”話をしてほしい” ときに使うあいづちです。
相手は自分の話が肯定された気分になり、もっと話をしたい気持ちになるので、なにか情報を聞きだしたいときも用いられます。
真面目な話では、「おもしろい」ではなく「興味深い」と言いかえて使いわけましょう。
【その9】それからどうしたのですか
それから、どうしたのですか?
そのあとが気になりますね
相手の話を ”さらに引き出したい” ときに使えるあいづちです。
話し手は、自分の話を退屈に思ってないか不安に感じているもの。続きの話に目を向けてあげると、気分良く話すことができます。
【その10】それはようございましたね
それは、ようございましたね~
それは、良かったですね~
楽しかった話やうれしい話など、相手の気持ちに共感を示すあいづちです。ただし、素っ気なく言うと相当な嫌味に聞こえます(苦笑)
話のタイミングや、ニュアンスで、「その話を終わらせてほしい」という意思表示にも使えるので、マスターしておきたいあいづちです。
まとめ
あいづちは、相手の気持ちを察して応えることで「満足感」を与えるだけでなく、具体的に話せるように「誘導」したり、情報を「引き出す」などの使いかたができます。
社交辞令のあいづちでも、 ”相手をコントロール” できることは覚えておいて損はないでしょう。
ちなみに、テレビ番組の司会者や、お笑い芸人さんは会話スキルに長けているので、参考にしてみるとけっこう学ぶべきところがありますよ。
あいづちのような「何気ないひと言」でも、意味や効果をしっかり理解すると、すっかり世界が変わって見えるかもしれません。
ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。
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