【5ー5】スケジュールのコントロールと技法|PMP試験対策

PMP試験対策
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この記事はこんな方におすすめ
  • PMP試験の受験勉強をしている方
  • プロジェクトマネージャーを目指す方
  • プロジェクトマネジメント業務に興味のある方

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このページでは、PMP試験対策としてスケジュール・マネジメントにおける『スケジュールのコントロールと技法』について解説してきます。
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『スケジュールのコントロール』とは?

スケジュールのコントロールとは、プロジェクトの進捗状況を判断し、必要に応じてスケジュールの変更をマネジメントすることを指します。

具体的には、プロジェクト実行結果の作業パフォーマンスデータを、スケジュール・ベースラインや最新スケジュールと比較して、スケジュール変更の必要性を判断します。必要に応じて変更要求を作成して、スケジュール変更による影響を多面的に評価します。

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『スケジュール・コントロール』の技法は?

スケジュールをコントロールするために用いられる技法には、次の7つの技法がが挙げられます。実際のプロジェクトでも目にするものですので、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

①アーンド・バリュー分析

(引用:CrowdLog

アーンド・バリュー分析は、アーンド・バリュー・マネジメント(EVM)というコストのコントロール技法の1つで次章で詳しく解説します。

②イテレーション・バーンダウン・チャート

(引用:OBPM Neo

イテレーション・バーンダウン・チャート(Iteration Burndown Chart)は、イテレーションのバックログの ”完了すべき作業の進捗状況を可視化” するために使用されるグラフです。

グラフは、縦軸:タスク量、横軸:時間で定義し、チャートは「実績線」「計画線」「理想線」の3つの線で表ことで、その線の位置関係から進捗状況を効率よく確認することができます。

進捗状況の確認だけでなく、理想的なバーンダウンとの差異を分析・予測することで必要な処置を実施する目的もあります。

③パフォーマンス・レビュー

(引用:Mazrica Business Lab

パフォーマンスレビュー(Performance Review;業績評価)は、作業開始・終了の実績を測定し、分析して評価するために使用されます。

ビジネスにおいても、上司が従業員の業績や仕事の遂行能力を評価する査定で用いられ、個人目標と組織目標を調整するための代表的なツールとなっています。

④傾向分析

傾向分析(Trend Analysis)は、過去~現在のデータから、パターン、傾向、経時的な変化を評価するために使用されます。

パフォーマンスデータを解析することで将来の成果を予測し、スケジュール後半に発生しやすい遅れを回避できるように、事前に対処することを目的とします。

⑤差異分析

(引用:いぬぼき

差異分析 (Variance Analysis)とは 、スコープベースラインと実際の作業パフォーマンスデータの差異を分析するために使用します。

⑥What-If シナリオ分析

(引用:Crystal Ball

What-ifシナリオ分析(What-If Scenario Analysis)とは、リスク・マネジメント・プロセスのアウトプットによるシナリオのリスクを検証・分析するために使用されます。

詳細見積時にWhat-ifシナリオ分析が行われ、トルネードチャートに表されることが一般的です。

⑦クリティカル・チェーン法

(引用:Promapedia

クリティカルチェーン法(Critical Chain Project Management;CCPM)は、各アクティビティの前後関係に従い繋いたときに最も時間がかかる経路に着目し、依存関係を考慮しながら計画するプロジェクト管理手法です。

ALAP(As Late As Possible)の最遅終了日から逆算したスケジューリングの概念があり、バッファーが多いか少ないかで進捗状況を評価します。

まとめ

今回は、スケジュールのコントロールと技法について触れました。次回は、「アジャイル型のスケジューリング」について解説していきます。

次回:【5ー6】アジャイル型のスケジューリング

ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。

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