【4-4】スコープの妥当性確認とコントロール|PMP試験対策

PMP試験対策
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この記事はこんな方におすすめ
  • PMP試験の受験勉強をしている方
  • プロジェクトマネージャーを目指す方
  • プロジェクトマネジメント業務に興味のある方

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このページでは、PMP試験対策として『スコープの妥当性確認とコントロール』について解説してきます。
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『スコープ』の妥当性確認とは?

スコープの妥当性確認(Validate)は、一言で言えば ”成果物が目的を果たしているかを確認する” ことです。提供する製品、サービスの中に、必要なすべての特徴や機能が含まれていることを保証し、成果物を公式に受け入れるプロセスとなります。

『検査』と『意思決定』

スコープの妥当性確認に用いられるツールと技法には「検査」と「意思決定」が挙げられます。

検査:
レビュー、製品レビュー、監査、ウォークスルーなど。
意思決定:
多くは投票。

公式受入れは『文書』

スコープの妥当性確認のプロセスは、ステークホルダーが成果物と作業結果すべてに対して確認検査し、文書によって公式に受け入れられることで達成されます。

プロジェクトが初期段階で中止になった場合でも、その段階での完成度合いを正確に文書化する必要があります。
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『スコープ』のコントロールとは?

スコープのコントロールとは ”スコープ・ベースラインを維持すること”で、プロダクト・スコープとプロジェクト・スコープの状況を監視し、スコープ・ベースラインに関する変更要求をマネジメントすることを指します。

スコープの『変更要求』

スコープの変更要求は、WBSで定義されている合意されたプロジェクト・スコープに対する変更が対象となります。この変更要求はすべて「統合変更管理」プロセスにて、コスト、スケジュールに影響がないか評価され、計画全体の整合性が保たれるように処理されます。

プロジェクト・スコープが、プロジェクト・マネージャーにコントロール・認識されずに拡大することを「スコープ・クリープ」と言います。

『差異分析』

スコープのコントロールツールとして「差異分析」が用いられます。差異分析では、スコープ・ベースラインと実績の差異(大きさ、原因)を見極めることで、変更要求の必要性を検討します。

なお、アジャイル型プロジェクトでは変更が頻繁にあることから、スポンサーはプロジェクトに継続的に関与し、バックログが現在のニーズを反映しているか確認すべきとしています。

まとめ

プロジェクトの成果物は、要求を下回るのは当然ですが、要求を上回る(より多く、より高品質)のの成果物を提供することも望ましくないとされています。なぜなら、それだけ余分なコストが発生してしまうからです。

次回は、「スケジュール・マネジメント計画書」について解説していきます。

次回:【5-1】スケジュール・マネジメント計画書

ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。

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