【1-10】組織のプロセス資産と環境要因|PMP試験対策

PMP試験対策
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この記事はこんな方におすすめ
  • PMP試験の受験勉強をしている方
  • プロジェクトマネージャーを目指す方
  • プロジェクトマネジメント業務に興味のある方

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このページでは、PMP試験対策として組織の『プロセス資産』と『環境要因』について解説してきます。
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『プロセス資産』とは?

組織のプロセス資産(Organizational Process Assets;OPA)とは、これまで蓄積してきたノウハウ(経験、知識)に基づいて作り上げた組織内の基準や標準手順の総称で、「計画書」「手順書」のほか、教訓や過去の知識ベースも含まれます。

プロセス資産の特徴として、プロジェクト進捗中や終了後に更新や追加が行われる性質があり、次の2つに分類することができます。

後述の環境要因と並んで重要多種な情報で、関連する組織が保有するプロジェクトを成功させるための情報です。

①プロセス、方針および手続き

組織の標準プロセスと手続きをテーラリングするためのガイドライン
方針
:品質方針、調達方針、機密保持方針、安全衛生方針等
テンプレート:
リスク等登録簿、課題ログ、変更ログ等
組織のコミュニケーション要求
母体組織の標準書、方針、計画書、変更管理手続き等
財務管理の手続き:
作業管理の報告、勘定コード等

②組織の知識ベース(リポジトリ)

プロセスやプロダクトを測定するためのデータ・リポジトリ
過去のプロジェクトのプロジェクト・ファイル
過去の情報と教訓の知識リポジトリ
課題と欠如のマネジメントに関するデータベース
財務データ・リポジトリ:
作業時間、予算、コスト実績を含む
特に教訓は(Lesson Learned)はプロジェクトマネジメントにおいて重要視されており、将来のプロジェクトの失敗を防ぐこともできます。
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『環境要因』とは?

組織体における環境要因(Enterprise Environmental Factors;EEF)とは、組織や業界に関連してプロジェクトに影響すると考えられる長いの要因の総称で次が挙げられます。

前述のプロセス資産と並んで重要な情報で、プロセス群や計画プロセス群に関連するインプットとなります。

組織内のEEF

組織の文化、構造、およびガバナンス
設備や要因の地理的分散状況
既存の施設や設備などのインフラストラクチャー
従業員の能力
情報技術ソフトウェア ※スケジューラー、バージョン管理など
資源の可用性

組織外のEEF

市場の状況
社会的、文化的な影響と課題:
政治情勢、行動規範、論理等
法的制約
商用データベース:
標準化された見積データ等
学術研究:
業界研究、出版物、ベンチマーク等
国家標準や業界標準
財務上の考慮事項:
為替レート、金利等
物理的な環境要素:
労働条件、天候、制約条件等

まとめ

今回は、組織の『プロセス資産』と『環境要因』について触れました。次回は、「プロジェクトマネージャーの役割」について解説していきます。

次回:【2】プロジェクトマネージャーの役割

ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。

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