- やりたいことが見つからない人
- 好きな仕事で稼ぎたい人
- 自分に合った仕事がわからない人
こんにちは、YAKUMO(@yakumostyle)です。
飲食業界からITエンジニアになって5年。プレマネ歴も3年になりました。
さて、就活や転職活動をする人が直面する自分が「やりたいこと」は何なのか。
ー どうせなら働くなら「好きなこと」を仕事にしたい!
ー「やりたいこと」で稼げたら人生きっと楽しいはず!
そうは考えるけど、「やりたいこと」が見つからないと悩んでいませんか?
じつは、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏は、はじめからコンピュータの発明をしたかったわけではありません。彼は、もともと哲学や宗教に興味あり、熱心に学んでいました。
「やりたいこと」が仕事がちがっても成功する人はいますし、たとえ見つからなくても自分らしく働く人はたくさんいます。
今回は、自分にあった仕事さがしについて解説していきます。
『やりたいこと』より「向いていること」!?
質問します。1分でいいので、よーく考えてみてください。
あなたが人生をかけて「やりたいこと」は何ですか?
。
。。
。。。
。。。。
。。。。。
はい、読みとばしましたね?まあ、いいです(苦笑)
即答できる人なんてごくわずか。年齢は関係なく、40代、50代になったからといって、本当に「やりたこと」を掴めるわけでもありません。
結論からいうと、「やりたいこと」より「向いていること」を意識するほうが人生うまくいきます。
ー「向いていること」はどうやって見つけるの!?
という声も聞こえますが、まずは「やりたいこと」と思うようになる原理について理解していきましょう。
『やりたいこと』の9割は「情報」!?
学生時代を思い浮かべてください。「やりたいこと」を見つけていて、すでに行動している友達はクラスにどのくらいましたか?
1人、2人いれば良いほう、まったくいなかったとしても珍しくありません。そもそも、「やりたいこと」は自然に生まれるものではないからです。
メディア、インターネット、知人などから得た元ネタとなる情報を、比較したり、試したり、考えたりして「やりたいこと」に変化していきます。
つまり、元ネタが入ってこないと「やりたいこと」は思いつきません。
子どもの頃は夢があったけど、、、
いまならユーチューバーでしょうか。あなたも、「サッカー選手になりたい」「モデルになりたい」など、子どもの頃に夢や「やりたいこと」はあったのでは?
残念なことに、人は年を重ねば重ねるほど、大人になればなるなるほど「新しいことにチャレンジしよう!」とは思わなくなります。
現状維持では何も変わらない
たとえば、50歳を過ぎてからプロのバイオリニストを目指す人はいませんよね。人は成功や失敗、経験などから学びを得て、賢くなると現実的な答えを選ぶようになります。
これは、別に悪いことではありません。
人間の本能には「現状維持バイアス」という、無意識のうちに現状を維持しようとする性質があるので、ほとんどの人がそうなるものです。
ですが、頭の中だけで決めるのは、あまりにも情報(元ネタ)不足だということも想像がつくと思います。
世界的にみても日本は情報不足
子どもは好奇心が強く、新たに体験するたびに「なんで?」「どういうこと?」「どうやるの?」と知識や経験を吸収していきます。
それが、大人になると今までの経験だけしか考えなくなる。移り変わりの早いこの時代に、新しい情報を取り入れないのは航路図を持たずに海に出るようなもの。
世界的な調査で、日本の社会人はとくに勉強しないとわかっています。(ちなみに世界平均の「37.4」%に対して、日本人は「4.6%」の大人しか勉強していません。)
そもそも情報不足という事実を受けとめて、アンテナをはっていかないと「やりたいこと」は見つかりません。
関連記事:【年収が上がらない 】日本人サラリーマンは『先進国で最低レベル』 な件。
※バイアス … 思い込みや先入観など、かたよった考えの意味
『やりたいこと』は「手段」でしかない!?
ホリエモンこと堀江貴文さんは、「やりたいことや向いていることを最初からわかっている人はいない。なんでも良いから手当たり次第に手を出して、できるだけハマってみよう」と言います。
「多動力」のある人には最高のアドバイスです。僕もそのとおりだと思っています。
ーさあ、いますぐ行動しましょう!
といっても生活がありますし、家庭があればなおさら手を出しづらいのが本音。かといって、今より豊かなくらしや仕事を目指したいですよね。
人間はないものねだり。もう少し深堀りしていきましょう。
ユーチューバーは「手段」ということ
さて、子どもに大人気のユーチューバーですが、あなたはどんな印象でとらえてますか?
システムとしては、配信した動画を視聴者が無料で見れるサービスで、条件をクリアすれば再生回数に応じて広告収入を得られるビジネスモデルです。(今回の話では広告主について除外します)
ともすれば、ユーチューバーのお客さんは視聴者となるので、楽しんでもらえる、喜んでもらえる動画を配信し続けることが仕事です。
転職と関連づけて整理してみましょう。
「目的」がわかれば数ある「手段」の一つ
「やりたいこと」には、目的ではなく「手段」という側面があります。
ユーチューバーはYou Tubeというサービスを使って「発信」する人のこと。テレビ、ラジオ、ブログ、書籍など、数ある発信する「手段」の中の1つでしかありません。
趣味で、「つらい!」「向いてない!」と思うのは何の問題もありません。むしろ、自分を知る情報として有益です。
ただし、ビジネスなら継続できないことは致命的です。
人はそれぞれ向き不向きがあるので、「やりたいこと」より「向いていること」で転職先を探したほうが幸せになれます。
『やりたいこと』と「できること」の違い!?
次をイメージして浮かんでくるものが、あなたの「向いていること」です。
- ラクにできる
- 楽しくできる
- 人より速くできる
成功している人は、自分の「資質」を最大限に活かせる仕事を選ぶ能力が高いです。
向いている仕事は、ラクに速く結果に出せるので、やりがいを感じやすく出世スピードにも影響することを知っています。
たとえば、コツコツ作業は苦じゃない、たくさんの人と話すのが好き、イベントや飲み会の企画は任せろ、外国語を話せるなど。
あなたも、これまでの経験を思い返せば自分の「資質」は見えてくるはずです。
「できること」には2種類ある!?
じつは、自分が「できること」のすべてに「資質」があるとはいえません。
- やってみたら、すぐにできた
- 苦労してできるようになった
社会人経験や人生経験の少ない20代のうちに、すぐできたことは「資質」があるといえます。
一方で、「資質」がなくても「労力 × 時間 × ストレス」をかければできるようになりますが、中高年では見きわめが必要です。
伸びしろがあるかを考える
たとえば、コミュ力・対人スキルの低いが、作業の速いAさん。そのAさんが、マネジメントする立場になった、もしくは選択したとします。
まわりから見れば、持ち味を活かせないことは一目瞭然。やがて、Aさんは相当な労力とストレスを抱えながらも、ちょっとずつ成長してやりがいを感じていきます。
これが、1年や2年なら一般的かもしれませんが、10年、20年かけてようやく一人前になるようなら伸びしろは薄いといえます。
スキルを捨てる勇気
苦労して手にしたものは手放しづらいものですが、伸びしろが少ないものは切り捨てましょう。
とはいっても、日本人には特有の「美学」があり、自分から「つらいこと」「苦しいこと」を選択する傾向があります。
ー成功するには困難を乗り越えなければいけない!
たしかに困難を乗り越える力は大切ですが、頑張ることに対する「依存」する一面があるので注意が必要です。
こんな経験はありませんか?
- 頑張っていないと罪悪感や自己否定感を感じる
- 結果を出せないときほど仕事に追われると気持ちが楽になる
これらは、「苦しいときほど、苦しい状態に逃げ込もう」とする心理で、リストラ対象者に共通する傾向ともいわれます。
「こんなに頑張っているから大丈夫!」と自分に言い聞かせて、心を安定させようとするんですね。
近年、IT技術やテクノロジーの進化で時代の変化は激しくなり、時間をかけて成長することはリスクとなりました。
「資質」を活かしてラクに速く結果を出せる仕事選びは、この時代を生き抜くための条件ともいえます。
『やりたいこと』と「好きなこと」の違い!?
「向いていること」や「資質」を考えたとき、なかには「好きなこと」もあるのではないでしょうか。
「好きなこと」を仕事にしたい場合は、『資質の強さ × 環境 × 市場』で考えると、その業界の需要に自分がマッチしているかが見えてきます。
プロにもポジションがある!?
世界的なトップアーティストを目指す、バンドマンのA君は27歳。現時点で、まわりから天才と話題になるぐらいの「資質」があったとしても難しいかもしれません。
トップに君臨する人たちは、すべての時間を、最高の環境で「資質」に投資できるので、ちょっとやそっとで食っていける数少ない席を譲ってはくれません。
ーでは「諦めるかしかない」のか?
いいえ、視点を変えて活かしてみましょう。
業界の中にある「わかれ道」に気づく
どんなに「資質」が高くても、最高水準を保てる環境や実績がなければ、プロフェッショナルの道は遠ざかります。
しかし、人に教えるのが得意、人を集めるのが得意などの「資質」があれば、楽器演奏の先生や、イベントを企画して稼ぎながらバンドを続ける道も開けます。
前述した「目的」と「手段」ですね。
「音楽で稼ぎたい」という目的とすれば、バンドマン、楽器演奏の先生、イベンター、作曲家、レコーディングエンジニア…などは手段です。
「好きなこと」を仕事にしたいときは、その業界の中でも自分が「向いていること」を意識してみることがポイントです。
まとめ
転職は、スキルの棚おろしをするにも絶好タイミングです。
自分の「資質」に気づき、活かすことができる仕事ができれば、ライフワークをより良いものにすることができます。
- 「やりたいこと」より「向いていること」で仕事をさがす
- 「資質」を活かしてラクに速く結果を出せる仕事をさがす
- その業界の中でも自分が「向いていること」で仕事をさがす
それでは転職活動がんばってください。
くらしと仕事をワンランク上に。
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。
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