この記事はこんな方におすすめ
- PMP試験の受験勉強をしている方
- プロジェクトマネージャーを目指す方
- プロジェクトマネジメント業務に興味のある方
『品質のコントロール』とは？
品質のコントロール（Control Quality）プロセスでは、作業結果が品質基準に適合しているかモニタリングします。その結果、不満足な箇所があれば原因を除去するための方法を特定します。
品質のマネジメントプロセスと同様に、品質のコントロールプロセスもまた、プロジェクトのライフサイクルを通して実行スべきプロセスです。
『品質のコントロール』のツールと技法は？
品質のコントロールプロセスを実行する際のツールと技法には次のようなものが挙げられます。
①データ収集
（引用：モノキソ）
品質のコントロールプロセスで用いられるデータ収集は次のものが挙げられます。
チェックリスト（チェックシート）
統計的サンプリング
アンケートと調査
②データ分析
品質のコントロールプロセスで用いられるデータ分析は次のものが挙げられます。
パフォーマンスレビュー
根本原因分析
③検査
検査は、プロジェクト結果が要求事項に適合するかどうかを判断するために行うアクティビティ（測定、調査、試験）で、合格/不合格を判断します。検査は、「レビュー」「ウォークスルー」「監査」などとも呼ばれます。
④データ表現
（引用：backlog）
品質のコントロールプロセスで用いられるデータ表現は次のものが挙げられます。
特性要因図
管理図
ヒストグラム
散布図
『品質のコントロール』のアウトプットは？
品質のコントロールプロセスを実行した結果として、次のようなものがアウトプットされます。
品質コントロール測定結果
検証済み成果物
作業パフォーマンス情報
変更要求
プロジェクトマネジメント計画書更新版
プロジェクト文書更新版
まとめ
アジャイル型プロジェクトの場合には、プロジェクトの終了時だけでなく、各イテレーションの最後に品質プロセスの有効性の振り返り（レトロスペクティブ）を行います。
これは、プロジェクト・ライフサイクルの早期のうちに品質問題を見つけることで、全体的なコストを抑えることを目的としているので覚えておきましょう。
次回は「プロジェクト資源マネジメント」について解説していきます。
ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO（@yakumostyle）でした。
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