この記事はこんな方におすすめ
- PMP試験の受験勉強をしている方
- プロジェクトマネージャーを目指す方
- プロジェクトマネジメント業務に興味のある方
プロジェクトにおける『品質マネジメント』とは?
PMBOKでは、品質(Quality)について「本来備わっている特性の集まりが要求事項を満たす程度(ISO 9000)」という引用で定義されています。
品質マネジメントにおいては次の4つの項目が重要とされています。品質マネジメントを実施する上で、基本的な概念となりますので覚えておきましょう。
①顧客満足
顧客満足には、以下の2つが必要とされます。
要求事項への適合(所定のものを生み出す)
使用適合性(プロダクトやサービスは真のニーズを満足させる必要がある)
②継続的な改善
継続的な改善(Continuous Improvement,カイゼン)とは、”製品やサービスを顧客の要求事項に適合させるために、品質の向上を継続的に実施し続けること” とされています。
③経営者の責任
経営者には、品質を確保するために ”適切な資源” を ”十分に提供” する責任があり、受け入れ可能な品質レベルを作業者に示す必要があります。
④サプライヤーとの互恵的なパートナーシップ
互恵的とはいわゆる「Win-Win」の関係のことで、組織とサプライヤーの双方が互恵的であることで協力体制が強化され、コストと資源を最適化する能力が高まるとされています。
『品質』と『等級』の違いとは?
等級(Grade)は、「同一の用途であっても技術的特性が異なる成果物に定めた区分」である。
品質マネジメントにおいて、品質と等級は混同しないように注意が必要です。等級は上記の通りであり、品質マネジメントの考え方として、”等級は低いものは受け入れられるが、品質の低いものは受け入れられない” のように区別して判断しなければなりません。
まとめ
今回は、品質マネジメントの概念について解説してきました。次回からは、品質マネジメントの各プロセスについて解説していきます。
ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。
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