【10-1】リスクマネジメント|PMP試験対策

PMP試験対策
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この記事はこんな方におすすめ
  • PMP試験の受験勉強をしている方
  • プロジェクトマネージャーを目指す方
  • プロジェクトマネジメント業務に興味のある方

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このページでは、PMP試験対策として『リスクマネジメント』の概要について解説してきます。
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『リスク・マネジメント』とは?

プロジェクト・リスク・マネジメントとは、プロジェクトのリスクを特定・分析し、必要な対応策を取ることです。

プロジェクトにおけるリスクは、プロジェクト目標に対してプラスもしくはマイナスの影響を与える不確かな事象のことを言います。プラスのリスクは利益に繋がるものと歓迎され、マイナスのリスクは「純リスク」と呼びます。

リスク・マネジメントの各プロセスについては、次ページ以降解説していきます。ここでは、リスク・マネジメントの概念を理解していきましょう。
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『リスク・マネジメント』の概念は?

プロジェクト・リスク・マネジメントを理解する上で、次の4つの概念が重要になりますので覚えておきましょう。

①プロジェクトの個別リスク
②プロジェクトの全体リスク
③非事象リスク
④緊急リスクとプロジェクト回復力

①プロジェクトの個別リスク

発生が不確実な「事象」「状態」なものを指します。個別リスクが発生した場合は、1つ以上のプロジェクト目標にプラスもしくはマイナスの影響を与えることになります。

②プロジェクトの全体リスク

プロジェクト全体に影響を与える「不確実性」を指します(個別リスクも含む)。プラス、マイナスどちらの変動もステークホルダーが影響を受けます。

③非事象リスク

ある事象が起こることは確実であるが、その結果が変動することや、それに関する知識が不完全なことによって発生するリスクのこと指します。非事象リスクには「変動リスク」と「曖昧さリスク」の2つがあります。

変動リスク:
生産性が目標に届かない、エラー数が想定より多い
曖昧さリスク:
技術的解決策を見い出せない、プロジェクト固有の複雑性等

④緊急リスクとプロジェクト回復力

緊急リスクは、すぐに対応する必要があるリスクを指します。ただし緊急リスクは、発生後でしか認識できないものが多いため、次のようなプロジェクト回復力を高める活動が必要とされます。

緊急リスクに対する適正レベルの予算およびスケジュール・コンティンジェンシー
強力なチェンジ・マネジメントを含む緊急リスクに対応できる柔軟なプロジェクト・プロセス
早期に緊急リスクを特定するための、早期警戒サインの頻繁なレビュー

まとめ

今回は、「リスクマネジメント」の概要について触れました。次回からは各プロセスについて解説していきます。

次回:【10-2】リスクマネジメントの計画

ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。

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