- ちいさな娘がいる人
- 娘に稼ぐ力つけてほしい人
- 子育てに悩んでいる人
娘には将来お金に困らないでほしいわ。結婚や出産もあるし、いい男性と出会ってもらわないと、、、。
子育てはむずかしいですよね。とくに娘さんの場合は、注意しないと大きくなってから「貧乏」になることもあります。
え!? 女の子はどう育てればいいのやら。 おとこ兄弟だったからイメージがわかないです、、、。
そんな悩みにお答えします。
だれもが「やりがち」な子どもを不幸にする育てかた
結論からいうと、自分で稼げないママが娘を貧乏にします。
残念ながら、経済力のない女性は生きるために男性や親に「依存」するしかありません。やがて、「わたしは家政婦じゃないのに」と思いながらも、自分らしい人生をあきらめることもしばしば。
一方で、子どもを生んだあともキャリウーマンとしてバリバリ稼ぐ女性や、好きなことをやってイキイキしているママもいます。
じつはこれ、こっそりと「子ども時代」にすりこまれた親の行動が影響しています。つまり、あなたのことばや行動は、子どもが大きくなっても「潜在意識」として残るということ。
令和は女性もあたりまえに稼ぐ時代
ひと昔まえまでは、「経済力のある男性と結婚して専業主婦になることが女性のしあわせ」のように言われていましたが、そんな時代はおわりました。
今では、家族全員を養える収入がある男性は減るいっぽうで、20年後には10%未満になると推測されています。また、3組に1組が離婚しているので、男性に依存して生きる時代ではありません。
では、娘を「自分で稼げる女性」になるように育てるにはどうすればいいか? この記事では、心理学をふまえて解説していきます。
一方的にママを責めるわけではありません。パパは「ママをしっかりサポート」しながら子育てすべき。夫婦でも、シングルでも子育てについて考える内容となっています。
①ママが「子供のために働かない」と娘が貧乏になる!?
ママが「子どものために」と働かずに、パパの経済力に依存してる家庭の場合、子どもの潜在意識にこのようにすりこまれます。
「男は外で働いてお金を稼ぐ。女は家で家事と育児をすればいい。」
すると、せっかくいい大学に入って、いい企業に就職しても、結婚や出産をきっかけに、あっさり専業主婦になったりします。
さらには、夫婦仲がわるくなったときや、経済的にくるしくなると「子どものために仕事を辞めたのに!」と、自分の経済力のなさをパパや子どもに責任転嫁することもあります。
娘はママを「モデル」に人生を考える
女の子は、「どう生きるか?」と考えたときに同性の親、つまりママをモデルにします。
ママが外に出てイキイキと働き、経済的にも自立している姿を見て育った子どもは、「女はバリバリ稼いで、人生を楽しく生きるもの」という潜在意識をもちます。
一方でパパは、「共働き」なら家事も育児も半々にするのが当たりまえ。「手伝ってもらうもの」「手伝うもの」でもなく義務です。
そして、ママが自分らしく毎日楽しんでいる姿を娘に見てもらえるように全力でサポートしましょう。娘は、「ママみたいになりたい」と努力し、自分で稼げるように育ちます。
②女の子だから「家事を手伝わせる」と娘が貧乏になる!?
うちの娘が4歳になったぐらいでしょうか、「だってわたし女の子だもん!」と言いはなったときはハッとなりました。
「女の子だから」と家事を手伝わせると、「家事は女の仕事、できれば認められる」と潜在意識が働きます。すると、大人になっても「家事ができることが当たりまえ」と誇りに思ったり、できなければ劣等感を感じながら生きるようになります。
とくに、働きながらの家事は大変です。自分が充分にできないと感じた場合、焦りや罪悪感などのストレスを抱えて、仕事も子育てもうまくいかなくなるのです。
小さい頃からお金の大切さを教える
あなたは、学校でお金の教育を受けたことはありますか? 「はい」と答えられる人は少数派です。
日本では、お金について勉強する機会がすくないために、「お金をもつと不幸になる」「お金は汚いもの」といった迷信をもつ親が多いです。
そういった親に育てられると、子どもは「お金をたくさん持つことはキケン」とリミッターがかかり、本当は能力があるのに稼げないといったことが起きます。
お金は必要なもの、いろいろなものが手に入ること、使いかたを間違えると後悔するなど、学校でやらなければ親がメリットやデメリットを教えてあげなければなりません。
わが家では、娘が店員さんになりきったデパートごっこや、コインを使った交換ゲームなど、お金を考えるキッカケになればと楽しんでやっています。
③パパが「可愛がりすぎる」と娘が貧乏になる!?
“ママに似て、お人形さんみたいに可愛いんだから勉強できなくても心配いらないよ~
パパが、ママの「幼さ」や「無力さ」をほめたり、娘を「お人形さん」扱いしている家庭は深刻です。
無意識のうちに「なにもできないこと」「なにも考えないこと」を喜んでいると、「女は、なにもできないほうが喜んでもらえるし、全部やってもらえるからラクなんだ」といった潜在意識をもつようになります。
大人になったときには、問題解決能力やバイタリティがないので、自分をかわいがって世話してくれる人を探すような生きかたを選択します。
また、「女の子は勉強ができなくてもいい」ような育て方をすると、学力がないことが結果として低収入でキツイ仕事をするはめに。
ともすると、女であることを武器にした仕事を選んだり、結婚という永久就職を目指すといったことになりがちです。
子どもの得意を伸ばしてあげる
これからの時代、AIが発達して多くの仕事がなくなるといわれています。
IT業界に身をおく僕としても、じわじわとAI技術の進歩を感じています。しかし、単調な作業はできても、複雑な作業や考える仕事は得意としません。
子どもは、好奇心が強く、いろんなことに興味をもってチャレンジしようとします。どんどんやらせてみて、得意なことを見つけさせて応援してあげてください。
得意なことが「専門性」になると稼ぐには困りませんし、自分なりに研究や勉強したことは財産として一生残ります。
うちの娘は、なんでもあきっぽいのよねー
そんなときは、できるだけ高学歴を意識させましょう。
世間では「学歴なんてなくても稼げる」といった風潮が広がってますが、まだまだごく一部のこと。日本のはまだまだ偏差値社会で、男女平等とはいえ圧倒的に女性に不利な環境のほうが多いのです。
女の子だからこそ、しっかり勉強させないと大人になってから苦労する未来が待っていることを忘れないでください。
④サプライズで「プレゼント」すると娘が貧乏になる!?
パパ、ママだけでなく、お祖父ちゃんや、お祖母ちゃんも要注意。
娘のほしがる物をすぐに買い与えたり、しょっちゅうプレゼントをあげてしまうと、「ほしい物はなにもしなくても手に入るから、働くことはしなくていい」といった潜在意識をもちます。
大人になる頃には、頑張ることが苦手で、ちょっとした疲れやストレスで仕事を辞めたり、自立できない女性になることも珍しくありません。
不自由さを感じると成長する
なにも苦労しないで手に入るのなら、稼ぐことや働くことに子どもは意識は向きません。
そうはいっても、まわりの子が当たりまえのようにもっているおもちゃなどを買ってあげないと、ガツガツした子になるのでほどほどに我慢させることがポイント。
「大人になって働いたら好きなだけ買いなさい」と言ってあげれば、働くことへの期待が自立心を育てていきます。
うちの娘が、サプライズであげたプレゼントはすぐ飽きるのに、待ちに待ってもらった誕生日プレゼントや、クリスマスプレゼントをずっと大切にしているのは、思い深くなったからなのでしょうね。
⑤お姫さまが「幸せになる話」をすると娘が貧乏になる!?
うちの娘はディズニーが大好きで、よくプリンセスになりきって一人芝居をはじめます(苦笑)
女の子に、王子様とお姫さまが登場する「おとぎ話」ばかり読み聞かせてしまうと、ときに「理想の男性と出会い、結婚してかわいい赤ちゃんを出産することがゴール。」と、幻想の世界から出てこれなくなります。
そして、理想の王子様と出会えるように、髪型、メイク、外見ばかり気をつかう女性になりがち。順調に結婚や出産をしても、ゴールのあとをまったく考えてなかったために、理想と現実のギャップに苦しむこともよくある話です。
子どもと一緒に「カッコいい女性」を考える
キャリウーマンってカッコいいよね! ママもいまから勉強して資格取ろうかしら♪ なんだかんだ言ってお金は大事だからね~
テレビを見ているとき、買いものに出かけているときなど、日常の中で「自分で稼げる女性」をなにげなく気付かせてあげましょう。
自分で稼げる女性は、その力で自分の人生を切り開けます。
令和では、王子様を待つのではなく、迎えにいくぐらいの女性が幸せを手にする時代です。ママも、新しいことにチャレンジしたり、今より稼ぐことができれば、より親子で幸せになれますね。
うちは、「おとぎ話」はBlu-rayだけにして、ロングセラーの絵本、工作・お絵かき道具、教材をそろえてますね。
まとめ
時代が変化すると、それまでの価値感や常識までもが変わっていきます。
子育ても同じ。
自分たちが育ってきた環境、考えかたは古くなり、「新しい社会では通用しなくなる」こともあります。親もアップデートを続け、子どもの成長を支えていかなければ、必要以上の苦労をしいられるかもしれません。
令和は女性もあたりまえに稼ぐ時代です。娘が「自分で稼げる女性」になるよう、ともに子育てを頑張りましょう。
くらしと仕事をワンランク上に。
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。
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