- 子どものいじめが心配になっている人
- 女の子の育てかたに悩んでいる人
- これから学校に通う子どもがいる人
※男の子のお子さんにも参考になる内容です
もうすぐ小学生になる愛娘は、元気いっぱいでオチャメな女の子です。
このまま、すくすくと育ってほしいと願っていますが、妻からは「女の子の世界には独特のルール」があるとたびたび聞かされます。
そのルールは、”あるとき突然変わる” とも。
うまく流れにのれなければ、「いじめ」「仲間はずれ」「無視」されて居場所を失う。女の子にとって、グループからはずされることは、天国から地獄へおちるようなもの。
娘には、楽しい学生時代を過ごしてほしいですし、人間としても自立して幸せな人生を歩んでほしい。いじめに負けない子に育てるにはどうしたらいいか?
結論からいうと、「コミュ力」「柔軟性」を育むことが大切です。
子どもにとって、親とのコミュニケーションが、その後の考えかたや人生に大きく影響します。どんな言葉をかけてあげるのかもポイント。
この記事は、女の子をつよく育てるための「5つの言葉」を紹介します。
①嫌なことは「イヤ!」と言わせてあげる
言うことを聞かせようとして、子どもを押さえつけるのではなく、好きか嫌いかを言える会話にしてあげましょう。そして、自分の気持ちを言えたことを「褒めて」あげる。
親が子供に対して、言い訳や自己主張をさせない「威圧的」な態度をとると、「イヤだ」といえない女の子になってしまいます。
嫌なことを言われたり、強要されて受け入れてしまうと当然ながら相手は調子に乗ります。やがては、いじめのターゲットに、、、。
なかなか自分の気持ちを言えない子には、「ピーマン好き? 嫌い? 大きな声で答えてくださーい!」などと、日頃から練習させてみてもいいかもしれません。
一方で、主張が強すぎても「いじめ」の対象になることがあります。好き嫌いがハッキリしてる子には、「そうなんだね。どうして?」と聞いてあげましょう。
親が「聞き上手」なら、子どもマネして相手の話を聞こうとします。そうして、コミュニケーション力が身につければ味方があつまってくるものです。
②毎日「おかえりなさい」と言ってあげる
問題を最小限におさえるためには「早期発見」が大切だと言いますが、これは子育ても同じ。
たとえば、「口数」が少なくなった、「ため息」が多くなった、「好きなことをしなくなった」とか、「ボーっとすることが多くなった」など、よく子どもを観察してみてください。
いつもと違う、おかしいなと感じたら、「どうしたの?なにかあったんじゃない?」と声をかけてください。
自分の子どもに対して、「話してくれないかもしれない」なんて遠慮をしないでください。そう迷っているうちに、深刻化して、とりかえしのつかない状況になるかもしれません。
僕の母はとても変化に敏感な人でした。悩んでいたり、困ったりしてるとき、親に話すのも照れくさくて隠していても、「らしくないねー、なんかあったでしょ?」とすぐにバレる。
しつこく聞かれるものだから、根負けして話してしまう(苦笑)親なんて、ちょっと面倒くさいぐらいの距離感が良いんです。子どもに多少ウザがられても、守ってあげることを優先すべき。
とくに、学校から帰ってきたときの「表情」や「態度」が重要です。できれば、小学生~中学生ぐらいの次期は、「おかえりなさい」と迎えてあげられる環境が理想です。
③ひとりも「素敵」なことを教えてあげる
女の子にとってグループからはじかれることは、「さらし者」として扱われると同じこと。
つねに誰かを「仲間はずれ」にすることで、結束を固めるグループ心理が働くことは珍しくありません。それは、ある日やってくる順番制のようなもので、生きた心地のしない毎日になります。
大人になってから、「小さな世界で悩んでいたのね」とポジティブにとらえらるといいですが、育てかたによっては、そうはいかない可能性も。
親が同じような経験をしていると、自分の娘をグループから外されないようにしようとする傾向があります。すると、子どもは「グループに入れない自分は恥ずかしい人間なんだ」と感じてしまうので要注意です。
「ひとりでトイレに行けた」「ひとりで帰ってこれた」など、ひとりで出来たことを褒めてあげることからはじめてみるといいです。
子どもには、「ひとりでも大丈夫」だとういうことを日頃から言ってあげましょう。そうすることで、グループからはじかれたときや、学校で孤立してしまったときに教えてくれるようになります。
ひとりになったとしても、キャリウーマンのように毅然として学校に通うことができます。そんな態度の子は、「いじめ」られにくいものですし、ファン(友達)がついてくるようになります。
集団に溶けこませることに目が行きがちですが、ひとりで出来ることはとっても「素敵」なことなのです。
④親が「絶対に守ってあげる」と約束する
断言しますが、子どもがいじめを受けているのに「言い返せない〇〇ちゃんも悪いんだよ!」と言って、我慢させる親はアウトです。
厳しく育てるかのようで、問題解決にならないからです。
たしかに子どもに何か原因があるかもしれません。しかし、「いじめ」を受けている子どもは親からも傷つけられ、居場所をなくしてしまいます。
やるべきことは2つ。
- しっかり話を聞いて共感すること
- 絶対に守ってあげると約束すること
必要なら「学校」「教育委員会」「弁護士」などに相談するべきです。どうしてもラチが明かないなら、転校や引っ越しも視野に入れてみる。
ちいさな子どもの未来を守ってあげられるのは、親しかいません。なにがあっても「絶対守ってあげるからね」と、子どもに言ってあげてください。
守ってくれる人がいる安心感があると、人生を前向きにとらえて「生きる力」が育まれていきます。
⑤「こんなこともあるよね」と肯定してあげる
子どもは、学年が上がるにつれて親に助けを求めにくくなります。あなたも、こんな気持ちになって「親に相談できなかった」という経験はありませんか?
「親をがっかりさせたくない」
「親から叱られる」
「親を心配させたくない」
「親に知られるのが恥ずかしい」
なにかあっても、家では ”元気を装う子ども” は多くいます。小学→中学→高校と年齢が上がれば、子どもが抱える問題も大きくなるので、それはとてもキケンなこと。
「子どもの頃、いじめられていたけど我慢も限界でつらかったの。」「職場の人たちとうまくいってないのよね」などと、過去の経験や本音を話してみましょう。
子どもが、「いじめられることは恥ずかしいことじゃないんだ」「弱音を吐いてもいいんだ」と感じると、親に助けを求めやすくなります。
「いじめは絶対許せないこと」
「みんなと仲良くしなきゃダメでしょ」
「もっと思いやりをもちなさい」
このように、親が理想論ばかり押しつけてしまうと、現実に対応できない子どもになるキケンも考えられます。もし、子ども間違っていたとしても、はじめから否定するのではなく肯定してあげることが大切です。
「みんなが優しくて、いい子ばかりじゃないからねえ。クラスの全員と仲良くするのは難しいよね」
「本当は『イヤだ!』って言えたらいいよね。でも、強く言えないときだってあるよね」
「そうね。ウソはよくないけど、相手を傷つけないためだったら仕方ないときもあるよね」
親が肯定してあげると、子どもは嫌なことから目をそむけるのではなく、「そうゆうこともあるんだな」と現実を見つめるキッカケになります。
これからどうしたらいいかと、自分で考えられる環境にしてあげると「柔軟に生き抜く力」を育むことができます。もちろん、「いざ」というときには絶対に子どもを守る覚悟は忘れずにもっておきましょう。
まとめ
子どもの教育は勉強だけではありません。「生き抜く力」を育むことも大切です。
今回のポイントである「コミュ力」「柔軟性」を育むためには、まずは環境を作ってあげることです。それは、お金や時間がかかるものではなく、日頃のちょっとしたこと。
- 自分の気持ちを素直に伝えられる
- 子どもの変化をすぐに気付ける
- ひとりで出来ることが褒められる
- 親が絶対に守ってくれる
- 自分で考えて行動できる
娘の未来のためにも、今日からはじめてみましょう。これは、僕たち親しかできないことですからね。
くらしと仕事をワンランク上に。
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でしたー
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