この記事はこんな人にオススメ
- 勉強してもあまり身につかない
- 毎日忙しくて勉強する時間がない
- 短時間でも学習の質を高めたい
仕事、部活、子育てなど、なかなか学習時間がとれなくて悩んでいませんか?
もしくは、情報収集しているのに身になっている気がしない、、、。
この記事では、短時間の学習や情報収集でも、記憶に定着させる「3つの法則」を紹介します。
あなたは、学習や情報収集でインプットするときに「意識」していることはありますか?
じつは、”あること”をするだけでインプット効率が30倍以上高まることがわかっています。
効率のよいインプットは、勉強、読書、趣味やスポーツなど、あらゆる場面で成長のスピードを上げてくれます。
同じことしても、”はやく覚える人”と、”時間がかって覚える人”とでは、いずれ大きな差に広がります。
それは、”はやく覚える人”は、そのぶん「他のことを吸収できる時間」をも生み出しているからです。
人によっては、「自分なりのインプット方法」を持っていることもありますが、残念ながら効果的にできてない人が大半です。
あなたは、自分の学習方法や、情報収集のやり方に自信がありますか?場合によっては、絶対にやってはいけない方法で学習していることもあります。
学校では教科書の内容を教えてくれても、学習方法や情報収集のやり方を教えてはくれません。
ぜひこの機会に、正しい”学習記憶術”を習得してみてはいかがでしょうか?
そもそもインプットとは?
もともとインプットとは、”コンピューターにデータを入力して記憶させること”が由来となります。
人間で言うと、
つまり、「見たり」「聞いたり」「体験した」としても、記憶にとどまってなければ何の意味もないのです。
突然ですが質問です。今日ニュースで見た内容を説明して下さい。
おそらく、すぐに説明できる人はほとんどいないでしょう。
今日のニュースで見たことを、思い出すのにやっとな人もいたのでは?
わたしたちの脳は、「ただ見るだけ」「ただ聞くだけ」では、まったく記憶に残りません。
では、記憶に定着させるためにはどうしたらよいか?
まずは、インプットする情報の精度について着目しなければなりません。
情報の『質』を確保して『量』を増やす
次のうち、どちらが自分の成長につながると思いますか?
A:「解説があいまいな参考書を10冊」
B:「解説が分かりやすい参考書を1冊」
答えはAです。
内容の薄い情報をたくさん集めるより、自分にとって本当に必要な「やるべきこと(TO DO)」 や、「気づき」をたくさん得られる1つの情報のほうが成長につながります。
では、もうひとつ質問です。次のうち、どちらが自分の成長につながると思いますか?
A:「一流プロ選手の試合動画1本」
B:「一流プロ選手の試合動画10本」
答えはBです。
当然ながら、良質な情報であれば、よりたくさん得るほうが、より多くの学びを得ることができるので成長も大きくなります。
わかっていても、ついつい「ムダな情報」を見たり、「少しやっただけで満足」したりしていませんか?
情報を『捨てる』とインプット効率が30倍になる
ここ1週間に、ネットで見たニュースや、ブログなどの情報をいくつ思い出せますか?
たった1分でいいので、考えてみてください。
ある調査では、「1週間で97%の情報を忘れてしまう」ことがわかっています。
つまり、「人間の情報吸収率はたった3%」しかない。
記憶に残らない情報は、あなたの成長につながらない『質』の低い情報です。
9割以上を占める「必要のない情報」を捨てなければ、インプットの精度は絶対に上がりません。
自分にとって、本当に必要な情報・知識を集めることによって『質』を確保できます。
そして、『質』の高い情報に狙い定めると、時間を短縮して『量』を増やすことができるので、結果として、アウトプットも効果的に行えるようになります。
このような効果的なインプットを実践すると、30倍以上の効率を高められるといいます
【法則1】注意深く『読む』『聞く』『観察』する
インプットの定義は、「読む」「聞く」「見る」ことによって得た情報を ”記憶にどどめる” ことです。
授業や講義を60分聞いても、内容を覚えていなければインプットとはいえません。
注意深く意識を向けることで、インプットの精度が高まり、記憶に定着していくのです。
- 読む(read)
→注意深く読む(read deeply) - 聞く(hear)
→注意深く聞く(listen) - 見る(see)
→注意深く観察する(watch)
【法則2】必ず『方向性』と『ゴール』を設定する
「将来、役に立つと思うから」
これは絶対にやってはいけないインプットのやり方です。
資格勉強すること自体に問題ありませんが、目標があいまいで、方向性が定まっていません。
これでは、インプットの精度が悪くなり、成長につながりにくくなります。
例えば、こんな感じです。
「資格を取ったあと、転職して年収100万アップしたい」
こうすると、『方向性』→「転職」で、『ゴール』→「年収100万アップ」になります。
さらに、「来年の春まで」と『期限』をつけると、
- 資格はいつまでに取得するか
- 月に何時間勉強が必要か
- 転職先で必要な知識は何か
のように、具体的にやるべきことが見えてきます。
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、これは目標設定です。
「将来、役に立つと思うから」と資格勉強をしている人は、「なぜその資格が必要なのか」「どんな場面で役に立つのか」などが見えていないので、自分に合った学習方法を見つけることができないのです。
効率の良いインプットには、『目標設定』が必須です。
【法則3】インプットとアウトプットは同時進行
インプットの精度を高めるために、最も重要なポイントがあります。
それは、インプットとアウトプットは”同時進行”させること。
”同時進行”というと難しく考る人がいますが、そんなことはありません。
なぜなら、わたしたちは生活の中で、ごく自然にインプット→アウトプットをくり返してます。
例えば、レシビを見て料理を作るとき。
- 次の手順を見ながら(インプット)
- 食材を切る(アウトプット)
- 炒める(アウトプット)
日常の会話をみてみましょう。
- 相手の話を聞きながら (インプット)
- 次に話すこと (アウトプット) を考える
スポーツはどうでしょうか。
- 相手の動きを見ながら(インプット)
- 次の行動(アウトプット)を予測
このように、多くのシーンでIN(インプット)→OUT(アウトプット)が、”同時進行”でおこなわれています。
このことから、切っても切り話せない「表裏一体」の関係とわかりますね。
では、学習や情報収集のときにはどうすればいいか。もうわかりますよね?
「聞いたら話す」
「見たら試す」
このように、インプットとアウトプットをセットにすると、記憶の定着と学習の効率を高めることができます。
まとめ
絶対にやってはいけない方法で、あなたは取り組んでいませんでしたか?
今すぐにでも、インプット効率を30倍以上高めることができますので、ぜひ実践してみてください。
以上、YAKUMOでしたー
- インプットとは、頭のなかに情報や体験を入れて(IN)置く(PUT)こと
- 本当に必要な情報の『質』を確保して『量』を増やすと効率がが30倍になる
- 注意深く『読む』『聞く』『観察』すると精度が高まる
- インプットと目標設定はペアで考える
- インプットとアウトプットを同時進行にすると記憶に定着する
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