【7ー1】プロジェクト・品質マネジメント|PMP試験対策

PMP試験対策
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この記事はこんな方におすすめ
  • PMP試験の受験勉強をしている方
  • プロジェクトマネージャーを目指す方
  • プロジェクトマネジメント業務に興味のある方

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このページでは、PMP試験対策として『プロジェクト・品質マネジメント』について解説してきます。
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プロジェクトにおける『品質マネジメント』とは?

PMBOKでは、品質(Quality)について「本来備わっている特性の集まりが要求事項を満たす程度(ISO 9000)」という引用で定義されています。

品質マネジメントにおいては次の4つの項目が重要とされています。品質マネジメントを実施する上で、基本的な概念となりますので覚えておきましょう。

「ISO 9000」は、国際標準化機構 (ISO) による品質マネジメントシステムに関する規格の総称で、ISO 9001、ISO 9002、ISO 9003に分かれます。

①顧客満足

顧客満足には、以下の2つが必要とされます。

要求事項への適合(所定のものを生み出す)
使用適合性(プロダクトやサービスは真のニーズを満足させる必要がある)

②継続的な改善

継続的な改善(Continuous Improvement,カイゼン)とは、”製品やサービスを顧客の要求事項に適合させるために、品質の向上を継続的に実施し続けること” とされています。

プロセス改善モデルには、「組織的プロジェクトマネジメント成熟モデル(OPM3)」や「能力成熟度統合モデル(CMMI)」などがあります。

③経営者の責任

経営者には、品質を確保するために ”適切な資源” を ”十分に提供” する責任があり、受け入れ可能な品質レベルを作業者に示す必要があります。

④サプライヤーとの互恵的なパートナーシップ

互恵的とはいわゆる「Win-Win」の関係のことで、組織とサプライヤーの双方が互恵的であることで協力体制が強化され、コストと資源を最適化する能力が高まるとされています。

PMIでは、顧客の要求以上の品質を提供(金メッキ;Gold Plating)することは ”時間とコストの浪費にすぎない” として推奨していません。
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『品質』と『等級』の違いとは?

等級(Grade)は、「同一の用途であっても技術的特性が異なる成果物に定めた区分」である。

品質マネジメントにおいて、品質と等級は混同しないように注意が必要です。等級は上記の通りであり、品質マネジメントの考え方として、”等級は低いものは受け入れられるが、品質の低いものは受け入れられない” のように区別して判断しなければなりません。

品質マネジメントでは、IPECCモデルやPDCAモデルが用いられます。

まとめ

今回は、品質マネジメントの概念について解説してきました。次回からは、品質マネジメントの各プロセスについて解説していきます。

次回:【7ー2】品質マネジメントの計画

ー くらしと仕事をワンランク上に ー
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でした。

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