【1-7】プロジェクトにおける財務指標｜PMP試験対策

PMP試験対策

2025.01.03

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このページでは、PMP試験対策としてプロジェクトにおける『財務指標』について解説してきます。

プロジェクトにおける『財務指標』とは？

一般的に、プロジェクトの承認フローで一定の財務指標を満たすことを求められます。今回は、代表的な5つの財務指標について解説していきます。

①便益費用比率（BCR）

②回収期間（PBP）

③賞味現在価値（NPV）

④投資収益率（ROI）

⑤内部収益率（IRR）

総費用：総収入

便益費用比率（BCR；Benefit Cost Ratio）とは、総費用と総収入を比較したものです。例えば、高速道路を整備する場合も、「整備にかかった費用」と「利用する人」の便益を算出し、”費用便益比が1以上であれば便益が費用を上回る” ことを意味しており、事業効率が良いと言えます。

単純に初期投資費用と直接収入だけで算出するのではなく、対象期間、運用・保守費用、宣伝効果、技術蓄積効果も考慮する必要があります。

初期投資：収入（時間経過）

回収期間（PBP；Pay Back Period）とは、初期投資を回収するために必要な期間です。時間の経過で得られる収入によって、初期投資金額が回収されるグラフが描かれ、回収期間は短いほど望ましいです。

PV＝予測収益/（1+r）＾n

※現在価値＝予測収益/（1+利益率）＾n年後

FV=（1+r）PV

※将来価値＝（1+利益率）現在価値

賞味現在価値（NPV；Net Present Value）は、初期投資を行う時点で、現在～将来までのあらゆる費用や収入を ”現在価値に換算” したものです。NPVがプラスであれば、実行する価値があるプロジェクトと言えます。

NPVは、次のようなプロセスで求められます。

収益額÷投資額

投資収益率（ROI；Return On Investment）は、投資額に対して利益をどれだけ生み出しているかの割合です（計算式は上記）。

内部収益率（IRR；Internal Rate of Return）は、利率の考え方の１つで ”将来価値の現在価値と、初期投資額を等しくする利率” です。

IRRは大きいほど望ましいです。

今回は、プロジェクトにおける「財務指標」について触れました。次回は、「ステークホルダー」について解説していきます。

ーくらしと仕事をワンランク上にー
以上、YAKUMO（@yakumostyle）でした。