- ブラック企業の見分けで困っている人
- 長く働ける会社を探している人
- 今より安心できる会社に就職したい人
転職したいけど、ブラック企業に入社したらどうしよう。求人見ても分からないし。。。
どの会社も、求人には印象の良いことばかりを並べてばかりで、ブラック企業かどうかは判断しづらいもの。
ずっと「同じ求人」が出ていたり、「即時採用」を取り入れている会社は、リスクが高い傾向にありますが、実際に自分の目で見て聞くのが一番です。
ーー転職活動中にそんな時間ないよ、、、。
転職活動は、たくさんの会社を調べては、応募して面接日を調整し、初対面の人と長い時間話すのでとっても疲れます。面接のほかに、社内見学や在籍社員の話を聞こうとアポをとったりする余力はありませんよね(苦笑)
見落としがちですが、絶好のチャンスが面接です。しかも、面接中の ”たった一言” で、ブラック企業かどうか判断できる可能性が高いです。
それは『アルムナイ』について質問すればいいだけ。「なにそれ?」って感じの人は、覚えておくと転職に役立ちます。
ということで、この記事では転職で失敗しないために重要なポイントともされている『アルムナイ』について解説していきます。
『アルムナイ』がない会社の未来には闇が待っている
英語のalumnusの複数形。本来は「卒業生、同窓生、校友」の意味で、企業の退職者の集まりを指す。元社員を貴重な人的資源としてとらえ、優秀な人材の再雇用につなげるなどの施策を「アルムナイ制度」と呼ぶ。
近年、日本でも注目を集めているアルムナイですが、「電通」「サイボウズ」「リクルート」などの大手企業から中小企業まで制度が普及し、一般的化しつつあります。
ーー『アルムナイ』のありなしで、なにがわかるのか、、、?
アルムナイは、その企業が主催して卒業生をあつめて在籍社員と一緒につどいます。
そもそも、企業が退職者を「裏切りもの」という扱いをしていたら、アルムナイは開催されませんよね? もしくは、退職後は「縁を切りたい」「一生かかわりたくない」と思う人ばかりでは、「アルムナイ制度」を設けても人があつまらず成立しません。
つまり、企業と退職者の関係が一目瞭然。
アルムナイが一般化してきた理由、それは現代企業の未来に深く関係してくるからです。
『アルムナイ』がもたらす爆発力
※引用元:「【2019年若者の離職意向に関する調査】入社3年以内、『退職予備軍』は約5割」(PR TIMES)
僕の飲食時代の話です。いわゆる、「出戻り」と呼ばれる社員やアルバイトが多い業界でした。
退職理由は、「新しい技術の習得」「独立を目指す」「給料アップ」などさまざま。それでも、ほとんどの店やオーナーらは ” 出戻り大歓迎 ” といったスタンスでした。
もちろん、人手不足もあったでしょう。ただ、面白いことに「辞めてからも交流関係が途絶えない」のです。
オープン前に顔を出しにきたり、家族や友人と食事に来てくれたり、飲み会にOBとして参加するようなことは頻繁にありました。アルムナイとまではいかないにしろ、居心地のいい会社には退職者があつまるものです。
退職者が戻ってくると、会社は強くなります。
- ネットワークを広げて戻ってくる
- もともと働いていたので信用が担保できる
違う会社や業界で活躍してきた人は、新しい価値観やスキルをつけて戻ってくるので、自然とまわりを活気づけます。また、企業にとって利益をもたらすネットワークを持ち帰ってくることも珍しくありません。
勘のいい人はお気づきかもしれませんね。すでに、制度を導入している企業ではこのように活用しています。
- 人材、ビジネスの紹介
- 想定外のコラボ
- プライベートな相談や集まり
アルムナイネットワークは、いい意味でお互いを刺激します。ビジネスからプライベートまで関われる範囲が広がるこで、仕事の成長や、くらしを豊かにする環境になるんですね。
つまり、アルムナイ制度を取り入れている企業は、「在籍社員 + 退職者」のネットワークをもっているので爆発的な成長スピードが生まれます。
いまは多様化の時代、アルムナイネットワークのない企業に新しい風はなかなか吹かないでしょう。
目の前の『好条件』に喰いつくと絶望が待っている
ーーこの会社いいかも!やりがいありそうだし、給料も高いし!
転職決める条件をすべて満たしているので、内定したら断る理由が見つからないこともあるでしょう。
しかし、考えてみてもみてください。なぜ求人を出しているのか?
文句なしの条件なはずなのに、人を募集するのには理由があります。リスクを避けるにも、裏をとったほうが安心です。
もうお気づきですね? 面接でアルムナイについて聞いてみましょう。
面接で『質問できない人』には後悔が待っている
※引用元:「【若手社員1,100人にアンケート調査!】転職の際、給与以外で重視するポイントは●●と判明!?企業ブランディングの向上に繋がる活動とは…!?」(PR TIMES)
企業は人が欲しくて募集をかけているので、面接で「聞かれたことを答える」だけではブラック企業に入るリスクが高くなるだけ。
それでは、あなたが求める環境かどうかは入社するまでわかりません。
面接担当者は、数百人も見てきたプロです。多少、突っ込んだ質問をしても「そうきたか」ぐらいにしか思わないのが本音。
転職する人の多くが「休暇などの福利厚生」や「社内環境」を重視しているので、あなたが聞きたいことは耳にタコができるくらい聞き慣れたフレーズです。
入社してから後悔しないためにも、面接では質問して企業のことを聞き出しましょう。
質問は直球勝負で投げる
面接官は一方的にヒアリングするだけではありません。質問されれば、答えられる範囲で話してくれます。
アルムナイ制度がない企業でも、こんな質問をしてみると良いでしょう。
「現役社員だけでなく、退職された社員の活躍を教えていただけますか?」
もし、「通用しない人材が辞めていく」「わかりません」のように回答した場合は、社員と向き合わず、成長させられない結果なのでブラック企業の可能性が高いです。
アルムナイは、あくまで在籍者と退職者との交流です。休職者は扱いが違うので、ごまかされないように注意してくださいね。
まとめ
「我が社では、これだけの社員が活躍してます!」といったような、謳い文句はよくあります。
たしかに、会社に出向いた際に活躍している人と話せる機会があったりしますね。しかし、退職した人が違う会社で活躍しているかを聞くことによって、どこでも通用する人材を育てる会社かどうかも判断できるようになります。
ごく一部の魅力的な社員を紹介されるかもしれませんし、その会社で活躍できても他では全然ダメだった話はいくらでもあります。
ネットで企業名を検索すると、退職者が投稿した記事やSNSなどから簡単に情報が手に入る時代です。直接コンタクトして聞いてみるのもいいでしょう。
慎重かつ、行動的に転職活動をすることをおすすめします。
くらしと仕事をワンランク上に。
以上、YAKUMO(@yakumostyle)でしたー
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